ヒアルロン酸症例第2弾
こんにちは。
院長の山本です。
だいぶ肌寒くなってきましたね。
風邪をこじらせておられる方もお見かけします。
皆様もくれぐれも暖かくしてお気をつけくださいね。
前回ブログに引き続き、ヒアルロン酸注入の症例写真をご覧いただきます。
立て続けにヒアルロン酸の症例をご覧いただきますには理由がございます。
これまで、ヒアルロン酸治療といえば、法令線などのしわに直接注入して
法令線を目立たなくさせるという方法が主流でした。
近年ヒアルロン酸の注入方法も進化し、これまでの方法は
やや時代遅れとなりつつあります。
ヒアルロン酸注入の方法がこれまでと変わってきたので、
皆様にご案内させていただきたいと思います。
たとえば、法令線のしわが気になってきたとしても、
これまでの注入方法のように
法令線にヒアルロン酸を直接注入するのではなく、
中顔面(下眼瞼の下方から頬の周囲、こめかみのあたり)に、粒子のしっかりとした
ヒアルロン酸を注入
し、加齢により下垂した頬の位置を高くし、皮膚のたるみを改善することに
より、その結果法令線も目立たなくなり、若返ります。
中顔面の代表的な注入場所はゴルゴラインと呼ばれます。
症例写真をご覧いただきます。
50歳代女性、ゴルゴラインにのみ、ヒアルロン酸・ジュビダームウルトラプラス1本(両頬)を注入しました。針先が丸く尖っていないカニューレを用いますので、内出血はほとんと起こしませんのでダウンタイムはほぼありません。
頬の上方がふっくらとし、法令線もマリオネットライン(口角の部分のしわ)も目立たなくなっています。法令線には注入していません。
今春来日され、当院にもレクチャーに来てくださった、高名な形成外科医Dr.スイフトも
「バランスが大事である」と繰り返しおっしゃっていました。
法令線にヒアルロン酸を直接注入してしわを消すのでなく、
全体のバランスを考えて、
最適な場所に注入し、それにより若々しく、たるみを改善させ、かつ法令線も目立たなく
させるようなアセスメント(評価)能力、治療技術、を養うことが重要なのです。