お休みの日に京都を訪れました。
しっとり雨の降る中、町屋を改造したフレンチレストランで灯篭や井戸のあるお庭を眺めながらのランチ。
その後、美の世界に突入。
京都南座での歌舞伎、坂東玉三郎特別公演。
女形では屈指の難役、玉三郎にしか演じることのできないと言われている「阿古屋」。
玉三郎演ずる主人公の阿古屋が、身の潔白を証明するために、琴、三味線、胡弓を自らが演奏。恋人景清を想う心理描写をも演じなければいけない難役です。
玉三郎の存在感に圧倒される演目です。
2演目目は「傾城」
絢爛豪華な花魁の美しい姿とその華やかな道中。
玉三郎が西陣に織らせた紫色の美しい打掛には目を見張ると同時に彼の優美な踊りにため息が・・・。
さらに劇場では、「玉三郎、美の世界展」が開催され、
玉三郎の 目を見張るほどの美しさの 衣装を間近で見ることができます。
日々現代生活を送っていますと、女性のはかない美しさ、日本女性のしとやかさを忘れがちかもしれません。
帰りは先斗町で一杯ひっかけて。路地の風情がたまりません。
つくづく古都、京都にどっぷり浸ってしまった一日でした。
雨の京都もよろしおすなあ・・・。