こんにちは。
院長の山本です。
今回は食事についてお話させていただきます。
毎朝スムージーを飲んで野菜をしっかりとっていることは前回お話したと思います。その際、小松菜、ほうれん草、セロリなどの緑黄色野菜を取り入れるのですが、必ず毎回、緑黄色野菜の種類は変えます。
今日は小松菜、明日はセロリ、その次はほうれん草と。
蛋白質もしっかりとるのですが、卵料理もスクランブルエッグやオムレツ、ソーセージ、ハムにしたりと毎日違うメニューを摂るようにしています。毎日同じ食材ばかり摂取していると脳が退化していきます。
当院東加古川院メディカルエステシャンスタッフがそのあたり、以下にまとめさせていただきました。
こんにちは。東加古川院メディカルアシスタントが担当させていただきます。
「毎日同じものばかり食べると脳に悪い?」
しっかり3食バランス良く食べている方もいれば、偏食で偏った食事の方もいるかと思います。
実際のところ、3食バランス良く食べていることはなかなか難しいことがあります。
朝食抜きや、好きな物ばかり食べていたり、ファーストフードのような高カロリー食、コンビニの加工食など偏食が多いのが現状です。
このような偏食を続けていると、生活習慣病や栄養不足による疾患などにかかりやすいといこうとは言うまでもありません。
では、毎日同じものばかり食べることで、脳に悪い影響があることを知っていますか?
習慣化した甘い物やコーヒーなどに関してもあてはまります。
バナナダイエットやリンゴダイエットなどもそうです。
アルツハイマー病や、うつ病は脳に適切な栄養バランスが不足しているため発症しやすいというデーターも最近の研究結果ででています。
毎日同じ物ばかり食べることで、脳がマンネリ化し、脳の働きが鈍ってきます。
本来人間は欲求の1つである食欲により欲を満たしていますが、欲が薄れていき、やがて食事の幸福感を忘れてしまうと言われています。食べることが単に生活の一部になってしまい、機械のような行動だけを行うようになってしまうのです。
食事は味覚によって感じとり、それは五感のひとつです。五感の刺激が不足すると自律神経の働きが鈍ることで、心身のバランスも崩しやすくなります。
また、痴呆症になりやすい食べ物もあります。それは糖質を多分に含む食べ物、塩分、脂過多な食べ物です。糖質は脳内に発生する認知症の原因とされているベータアミロイドの蓄積を防ぐまで手が回らなくなるのです。塩分、脂過多は血管年齢を押し上げ、血管型認知症のリスクを高めます。
3拍子揃ったラーメンや、牛丼、天丼などなどは、認知症リスクを高める料理といえます。
甘くないので大丈夫と思いがちですが、糖質は炭水化物が該当します。炭水化物は体内でブドウ糖に代わります。
認知症以外にも様々な病のリスクを上げてしまいます。
それでも食べたい…そんなときは食べ方に気をつけ、まず悪影響を抑えるクッションの役目をしてくれる食物繊維を食べます。揚げ物に添えられている野菜とかスープなど。そうすることで血糖値の上昇を緩やかにします。
大学医療センターの研究チームで、アルツハイマー病患者と健康な人の食べている食事の中身を分析するという調査を行ったところ、患者の多くが脂肪酸などの摂取バランスが崩れていることが判りました。
男性患者は摂取するエネルギー量が健康な人に比べて約3割程度多く、穀類・肉類・植物油の摂取量が特に目立っている
一方女性患者は1日に必要なエネルギー量をとっていない人が多く、海藻や緑黄色野菜の摂取量が非常に低いという結果でした。
また患者全員に共通した傾向として青魚に多い不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)の摂取割合が低いこともわかりました。
そのようなことにならないためにも、パターン化した食事は避け、栄養バランスの良い食事をすることは高血圧、動脈硬化などの生活習慣病だけでなく、認知症予防にも効果的なのです。
一度、食事を振り返り、思いあたる節があったら見直してみてはいかがでしょう。