こんにちは。今回は東加古川院受付が担当させて頂きます。
秋を感じるこの頃です。少し涼しくなり過ごしやすくなってきましたね。
今年の夏は本当に暑さが厳しく寝苦しい夜が続き、睡眠不足で疲れがとれないという方も多かったのではないでしょうか?
そこで今回は、体や脳の疲労をリセットするために必要な睡眠について調べてみたいと思います。美容と健康のためには睡眠が大切だとよく言われます。確かに、睡眠不足になると体調が悪くなったり、お肌があれたりします。逆によく眠れた日は、スッキリして体も軽く感じますよね。
眠りには大きく分けて2つの要素があると言われています。1つ目は、睡眠の長さです。一番長生きすると言われているのは7時間だそうですが、統計学上ほとんどの疲労が回復すると言われている6時間を確保することが理想です。
そして、睡眠の質に大きく関わってくるのが、2つ目の要素の睡眠の深さです。
睡眠中は、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。この浅い眠りを「レム睡眠」、深い眠りを「ノンレム睡眠」と言います。
「レム睡眠」のREM(レム)は、R=Rapid(早い)、E=Eye(目)、M=Movement(動き)を略したもの。眼球がグルグルと活発に動き、夢を見るのもこの「レム睡眠」の時です。良い睡眠のためにはこれらのバランスが大切です。
睡眠中、脳と体は交互に動いています。よく、寝返りは眠りの浅い時に打つものだと思われがちですが、それは間違いで、脳が眠っている時は体が動くような仕組みになっているので、寝返りは眠りの深い時に打っているのです。
さらに、眠り始めてから90~120分で、どれだけ深く眠れたかによって、同じ睡眠時間でも朝起きた時の疲労感が大幅に変わってくるのだそうです。
これには、寝ている間に分泌される成長ホルモンが大きく関係しています。
この成長ホルモンには2つの働きがあります。1つは疲労の回復、もう1つは蓄積された脂肪の分解です。成長ホルモンがたくさん出ることで、寝ている間に代謝が進み、日中の活動で損なわれた筋肉や組織が修復され、さらには痩せやすい体にもなります。
ひと晩ぐっすり眠るだけで、ジョギング1時間分に相当する約300kcalものエネルギーを消費するそうです。
ただ、成長ホルモンの分泌は10代後半~20代前半をピークに30~40代になると激減していき、また睡眠がきちんととれていないと、その分泌量は約70%も減少してしまうそうです。
睡眠時間は多いのに朝起きた時に疲れがとれていない、朝起きてスッキリ感がない、昼間にすぐ眠くなってしまう、などの症状がある人は、正しい睡眠がとれていない可能性大です。元気な毎日を送るためにも、成長ホルモンがたくさん分泌されるような睡眠を心がけましょう。