お箸の文化について
皆さまこんにちは。
今回は看護師が担当させていただきます。
いつも食事で使用するお箸。日本ではいつから使用されているのでしょうか?
弥生時代末期に、1本の竹を折り曲げたピンセット状の「折り箸」が遺跡から見つかっています。ただこれは催祀や儀式用の祭器として神に配膳するために使用していたと思われます。
お箸を食事に用いるようになったのは、飛鳥、奈良時代です。この時代は中国との交流が盛んな時代。遣隋使の小野妹子達が箸と匙を一緒に持ち帰り、次第に民衆にも広がっていった様です。
お箸の文化は世界では3割を占めるそうです。
箸食文化圏 28%
(中国・朝鮮・台湾・日本・ベトナム)
箸の起源は古く紀元前16世紀中国
カトラリー食文化圏 28%
(ヨーロッパ・アメリカ・ロシア)
セットされた食べ方は17世紀フランス宮廷から
手食文化圏 44%
(東南アジア・中近東・アフリカ)
ヒンズー教やイスラム教では、食物を口に運ぶのは右手のみ
こうして見てみると、一番驚いたのは手食文化圏が一番多かったことです。
カトラリーとお箸を使う国は、同じくらいの割合なのですね。
箸文化圏でも、様々な違いがあります。
自分専用の箸を使うのは、日本独自の文化だそうです。