5味について
今年も残すところ1週間をきりました。
年々1年経つのが早く感じようになりましたね…
本日は東加古川院メディカルアシスタントが担当いたします。
皆様は時折無性に食べたいと思うもの、最近よく食べてしまっているものはありませんか?
もしかすると、心や体が発しているSOSのサインなのかもしれません。
酸味(酸っぱい)、苦味(にがい)、甘味(あまい)辛味(からい)塩味(しょっぱい)
私たちが感じるこれらの5つの味は東洋医学では「五味」と呼ばれ、体に取り入れることで、それぞれが
体に対して違った働きかけをするとされています。
体や心に苦みの働きが足りていない時には苦いものが欲しくなり、甘味の働きが不足している時はチョコレート
などの甘いものが食べたくなると言われています。
「五味調和」とは「五味」をバランスよく摂ることです。
甘いものが食べたいからと甘いものだけを食べているとバランスを崩してしまいます。五味それぞれの
働きを知ることで、心や体の状態から必要な食材を選ぶことができるようになります。
健康な体を維持するためにも心や体が発する小さなサインを見逃さず、食生活や運動などバランスのとれた
日々を過ごすことが大切です。
○甘いものが欲しいとき
→よく疲れたときには甘いものっていいますよね。
それは疲労を感じているときにグルコースと呼ばれるブドウ糖が不足している。
ブドウ糖はエネルギーに変わるのが早いため、自然と甘いものが食べたくなるんですね。
○酸っぱいもの
→人間は本能的に酸っぱいものは嫌いなはずらしい…。それは脳が酸っぱい=腐っていると判断する
そうです。
本来なら避けるはずの味を欲する理由とは…?
肉体的、筋肉的疲労があるとき。酸味の成分であるクエン酸や酢酸には、乳酸を水と炭酸ガスに
分解する作用があり、また新しい乳酸が作られるのを防くので疲れを癒やしてくれます。
酸味にはリラックスやリフレッシュの効果もあります。
○辛いもの
→辛いものは好みが大きく分かれますが、辛いものが欲しいときは溜まったストレスが原因だと
言われています。人間はストレスを感じると何か違う刺激で、ストレスを消そうとするようです。
無意識に辛味でストレスをごまかそうとしていたんですね…(-_-)
○塩味のきいたもの
→これは甘いものとも似ていますが、体が疲れていたりストレスが溜まっている証拠。
塩味の欲は「ミネラル」の不足で、糖分の欲とはまた違います。またストレスを抱えると副腎の
機能が弱ってしょっぱいものが食べたくなります。
他にも炭酸飲料が飲みたいときは、カルシウムが不足しているのですが、炭酸はカルシウムを排出させて
しまうので、飲み続けると、ならなるカルシウム不足になります。小魚、大豆製品で補給してくださいね。
環境、生活習慣等変化の多い時期です。見えないストレスから体が欲していることも多いので、気にかけて
いると良いかもしれません。理由をしることで改善できるかもしれません。皆様是非ご参考にしてくださいね。