皆様こんにちは。今回のブログは神戸院看護師が担当いたします。

休日の習慣として午前中に散歩をしており、朝散歩の利点について取り上げてみました。

1.セロトニン効果*前向きな心で1日のスタートを切れる

朝、起きて散歩をすると、お日様の光を浴びることができます。太陽の光を浴びると、脳内物質のセロトニンが分泌され、不安な気持ちが落ち着き、元気に一日を過ごすことができるようになります。セロトニンは、「リズム運動」によっても分泌が増えるので、リズミカルにやや早足で歩くと効果が高まります。

2.太りづらい体を作れる

朝散歩を続けることで、運動の習慣が作れます。食前に体を動かすので、すでに体についている脂肪に直接アプローチすることができます。また、起床直後は血糖値が下がり、脂肪を燃焼させやすいともいわれています。つまり、体重を落としやすく、太りづらい体を作ることができるのです。

ダイエット効果を高めたいときは、散歩コースに坂道や階段を入れるようにすると消費カロリーがアップします。

3.ビタミンD不足を補える

体の中でカルシウムの吸収を促したり、免疫機能の調整をしたりする機能を持ったビタミンD。実は太陽を浴びることで、体の中に生成されるものです。

4.記憶力・認知力が高まりやすくなり、日々の作業が効率アップ

朝の時間帯に適度な運動を行うと脳を活性化させ、学習効果が高まることが分かってきています。一定の時間、心拍数をあげるような有酸素運動は、脳の記憶や学びをコントロールする海馬の神経を増やします。 何も考えないで歩くよりも、周囲の花の名前を記憶したり、二桁の計算をしたりと、頭を使いながら歩く方が前頭前野の働きがよくなります。

5.睡眠の質が高まる

快適な睡眠のためには、体内時計を正常に保つことが重要です。体内時計は朝日を浴びることでリセットされ、ずれを解消していきます。朝日を浴びると、「睡眠ホルモン」であるメラトニンの分泌がとまり、14時間～16時間後に再び分泌が高まるようになります。メラトニンの分泌が高まると、体は休息状態に導かれ、自然な眠りが訪れます。 朝の時間帯にお日様を全身でしっかりと感じることが、夜の睡眠の質を高めることにつながるというわけです。 自ずと「朝散歩」を意識するようになるので、だいたい就寝時間も決まった時間に整えられるようになります。

注意点として、朝散歩に出かける前には十分、水分を補給しておくのが大切です。身体の調子に合わせて実施してみてくださいね。

清々しい朝の空気の中、朝の時間を充実させることができる朝散歩。心と体へのメリットも多く、手軽に始められる健康習慣の一つとして導入してみてください。