美容健康にナッツを~ペカンナッツ

こんにちは。今回は東加古川院ナースが担当します。

皆さま、ナッツはお好きですか? ナッツといってもたくさん種類はありますが

今回は私が1番好きなペカンナッツについて、お話したいと思います。

皆さまはナッツといえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか。最近では美容によい食品として注目されており、シリアルやパン、お菓子の中にもさまざまなナッツ類が入っているため、口にされる機会も多いかと思います。

工藤

ペカンナッツの主な産地はアメリカのオクラホマ州やテキサス州。

アメリカではペカンナッツを用いたパイがハロウィンなどの定番で人気のあるお菓子として広く普及しています。

味は、クルミによく似ていますがクルミよりもクセがなく甘みが強いため、皮の渋みが苦手という方でも食べやすいのが特徴です。

ペカンナッツは実はクルミの仲間なので、味も形もそれと似ています。

私はクルミが、実はあまり好きではないので初めてペカンナッツを口にした時は恐る恐るでしたが「おいしい!」と思いました。

ちなみに当院のスタッフにも食べてもらいましたが、食べやすいと高評価でした。

 

さて、そのペカンナッツですが肝心の栄養素はというと、一番の特徴はナッツ類の中でもトップクラスの脂肪含有量で70%も占めています。

ここだけ聞くと、カロリーが高そうで太る!というイメージですよね。

でも問題はそこではなく脂肪酸のバランスなのです。含まれている脂質の多くが良質の油と言われる不飽和脂肪酸。特に100gあたり37000㎎とオレイン酸が多く、そのほかにn-3不飽和脂肪酸や、n-6不飽和脂肪酸も含んでいます。

 

オリーブオイルの主成分としても知られるオレイン酸は、酸化しにくいという性質があり悪玉コレステロールの低下にも有効とされています。

また、オレイン酸には皮膚を柔らかくする働きがあり、角質のゴワつきや乾燥、小じわの抑制、改善に有効と考えられています。

そして、肌や粘膜を正常に保つ 血流を整える働きのあるナイアシン、貧血の改善に役立つ鉄分や亜鉛などの働きから、顔色の悪さやくすみ、肌の栄養不良状態の改善も期待できます。

肌代謝を促進したり肌荒れ、炎症を抑制する働きがあるn-不飽和脂肪酸がナッツ類の中では比較的多く含まれており、良質の脂肪が70%なため糖質は低くインスリンの分泌が抑えられ糖尿病の予防にも有効と考えられているのです。

 

ペカンナッツは美味しくて栄養価もすぐれた食品ではありますが、もちろん食べ過ぎはよくありません。先ほどもお話したように100gあたり良質なオレイン酸を含有!と言っても、ナッツを100gも食べるというのは現実的ではありませんよね。

それにフライされたものは酸化が早く、味付けされたものなどは塩分の取り過ぎの可能性があるので、素焼き(ロースト)のものを選ぶようにしましょう。

おやつとしてそのまま食べてもいいし、手で細かくポキポキ砕いたものをシリアルに混ぜたり、コーンスープにトッピングしても美味しかったです。

クセのない味なので、お料理にもお菓子にも使えて楽しみながらアンチエイジングができそうです。ずぼらな私も混ぜるだけ、のせるだけなので、ちょこちょこ加えて楽しんでいます。皆さまも食生活にナッツを取り入れて、健康的に美しくなりましょう。