今回は東加古川院看護師が担当させていただきます。
バレンタインの季節がやってきましたね。一年中で最もチョコを食べるこの季節は、肌荒れや体重増加が気になりますよね。でも実は、チョコレートには、健康や美容にいい効果が知られているのです。
そもそもチョコレートの主原料はカカオです。カカオは元々苦いもの。そこに、砂糖、乳製品、添加物などが加えられて甘くておいしいチョコレートは作られています。チョコレートがダイエットや肌荒れに敵と言われるのは、主にその糖分や脂質が多く含まれるからなのです。チョコレートの種類や適度な量を知れば、いろんな効果を発揮してくれるのです。
では、チョコレートにどんな健康効果、美容効果があるのかを紹介していきます。 まず注目したいのがチョコレートに含まれる代表的な成分カカオ・ポリフェノールが持つ抗酸化作用です。チョコレートに含まれるカカオ・ポリフェノールの量は、赤ワインの2倍、紅茶の45倍だそう。この抗酸化作用によって、活性酸素の働きを抑え細胞の老化を防止し、シミ・シワ・たるみからお肌を守ります。細胞が元気に活動する事で、皮脂のバランスも良くなり乾燥肌の防止にもなります。その他にも、動脈硬化の予防、血圧低下、便秘解消などの効果も知られています。また、カカオに含まれるテオブロミンには、血流改善を促し、冷えや肩こり、むくみを改善します。さらに脳への刺激を与え、リラックス効果の高いセロトニンの分泌を促すことで、ストレスを解消し、リラックス効果が得られます。
しかし、健康やお肌に良いからといって、甘いチョコレートを毎日大量に摂ればいいというものではありません。今お伝えした効果を期待して食べるなら、カカオが70%以上含まれているダークチョコレートが効果的です。はじめはちょっと苦いかも…と思いますが、食べているとはまるんです。理想的なチョコレートの摂取量は1日約25g、多くても50gまでとされています。板チョコにすれば約半分までくらいですね。さらに、ポリフェノールは体に蓄積されにくく、一度にたくさん摂取しても3時間程度で抗酸化力が失われてしまうデリケートな成分。2~3時間ごとにこまめに摂ることが理想的とも言われているため、こまめに摂取することをおすすめします。
今年のバレンタインは、ダークチョコレートで何か手作りしてみてもいいかもしれませんね。上手にチョコレートを取入れて、心も体もキレイになりましょう。