こんにちは!今回は東加古川院のメディカルアシスタントが担当します。
先日友人から、野外のイベントで一日中紫外線を浴びて、結膜炎になったと聞きました。いつもはサングラスをするのだけど、その日は忘れていて・・・とのこと。なかなかなおらなくて大変みたいです(>_<)
長時間紫外線を浴びると、黒目の細胞が剥がれ落ち、小さな傷がたくさんある状態になり、充血や痛みが出てくるそうです。重症になると白内障などの目の病気になってしまうことも・・・。
皆様はサングラスをかけられますか?私は自分にあまり似合わないような気がして、なんとなく気恥ずかしく、ほとんど使っていなかったのですが、友人の話を聞いてやはり使った方がいいなあと思いましたので、サングラスの選び方について少し調べてみました。
紫外線を浴びると日焼けしますが、肌からだけでなく、目に紫外線を浴びると肌が日焼けしてしまいます。それは目に紫外線が多く入ってくることで、「紫外線がはいってきたから、メラニン色素でガードせよ!」という脳からの指令がおこるからです。そのため体全体にメラニン色素が増えてしまいます。その結果シミの原因に!
また活性酸素をふやすため老化の原因に!
現在では自然老化は20%くらいで、光老化によるものが80%と言われています!
若さを保つためには紫外線対策は必須ですよね。
では紫外線対策にはどんなサングラスがいいのか?
レンズの色は薄い色・・・濃い色のサングラスは瞳孔が開いて、多くの紫外線を吸収してしまいます。
UVカット率・・・数字が大きいほど紫外線を通しません。「紫外線カット率99%」などがおすすめ。「UVカット」とだけ表示されている安価なものがありますが、これはパーセント表示がないので効果は疑問です。
紫外線透化率・・・数字が小さいほど紫外線を通しません。「紫外線透化率1.0%」などがベストです。
もう一つUV400というのは、一番厳しく新しい規格です。
紫外線の波長は3種類あり
UVA 波長315~400(真皮に到達する長い波長 コラーゲンを変成させ、しわやたるみの原因に!)
UVB 波長280~315(皮膚の上層部に働きかけてメラニンをつくる)
UVC 波長280以下
となっていますが、UVCはほとんど地上に届かないのでUVAとUVBを防げばよく、UV400の規格は一番強い波長の400以下を通しませんという意味ですので、すべての紫外線をカットできるということになります。
今度サングラスを見る機会があれば、表記に注意してみてくださいね。
そしてサングラスにも寿命があります。サングラスの作り方には2種類あって
UVカット加工製品・・・レンズの表面にコーティング剤を塗ったもの
UVカット素材製品・・・レンズの素材に紫外線吸収剤を練り込んだもの
があり、コーティングされたレンズはどんなに丁寧に扱っても5年くらいで紫外線を防ぐことができなくなり、使い方がわるいとそれより短くなります。
現在は素材に紫外線吸収剤を練り込むタイプが主流になっていますので、コーティングがはがれるという可能性は低いのですが、それでも紫外線吸収には限界があり、やはり5年程度といわれています。お手持ちのサングラスの紫外線防止効果を確認したい場合は眼鏡売り場のUV測定器を利用するといいそうです!
日本人は鼻が低く、扁平な顔立ちのせいでサングラスが似合わないと感じがちですが、眉毛と同じライン、また眉毛がかくれているものを選ぶのがコツとのこと。
私もこの夏はサングラスを使ってみようと思います!